cacheflush

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Version: 2007-05-26 (fedora - 25/11/07)

Section: 2 (Appels système)

名前

cacheflush - 命令キャッシュやデータキャッシュの内容をフラッシュする

書式

 #include <asm/cachectl.h>
 
 int cacheflush(char *addr, int nbytes, int cache);
 

説明

cacheflush() は addr から (addr+nbytes-1) の範囲のユーザアドレスに対応する 指定されたキャッシュをフラッシュする。 cache には以下のいずれかを指定する:
ICACHE
命令 (instruction) キャッシュをフラッシュする。
DCACHE
変更があったキャッシュラインをメモリに書き戻し、無効にする。
BCACHE
(ICACHE|DCACHE) と同じ。

返り値

cacheflush() は成功した場合は 0 を、失敗した場合は -1 を返す。エラーが検出された場合は errno にエラーが指示される。

エラー

EFAULT
addr から (addr+nbytes-1) の範囲のアドレスの全てまたは一部が アクセス可能ではない。
EINVAL
cache パラメータが ICACHE, DCACHE, BCACHE のどれでもない。

準拠

この Linux 特有のシステムコールは MIPS ベースのシステムでのみ有効である。 移植を意図したプログラムで使用すべきではない。

バグ

現在の実装では、引き数 addrnbytes は無視される。そのため、 常に全てのキャッシュがフラッシュされる。