getservent

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Version: 2001-07-25 (fedora - 25/11/07)

Section: 3 (Bibliothèques de fonctions)

名前

getservent, getservbyname, getservbyport, setservent, endservent - サービスのエントリを取得する

書式

 #include <netdb.h>
 
 struct servent *getservent(void);
 
 struct servent *getservbyname(const char *name, const char *proto);
 
 struct servent *getservbyport(int port, const char *proto);
 
 void setservent(int stayopen);
 
 void endservent(void);
 

説明

getservent() 関数は、 ファイル /etc/services の次の行を一行読み込み、 フィールドに分割した内容を収めた構造体 servent を返す。 ファイル /etc/services は必要に応じてオープンされる。

getservbyname() 関数は、 プロトコル proto を用いるサービスの名前 name にマッチする行を /etc/services から探し、 その行の内容を収めた servent 構造体を返す。 proto が NULL の場合はどのプロトコルにもマッチしない。

getservbyport() 関数は、 プロトコル proto を用いるサービスのポート番号 port (ネットワークバイトオーダーで与える) にマッチする行を /etc/services から探し、 その行の内容を収めた protoent 構造体を返す。 proto が NULL の場合はどのプロトコルにもマッチしない。

setservent() 関数は /etc/services ファイルをオープンして、 ファイルポインタを先頭に移動する。 stayopen が真 (1) の場合には、 getservbyname() や getservbyport() 関数の呼び出しの間にファイルはクローズされない。

endservent() 関数は /etc/services ファイルをクローズする。

servent 構造体は <netdb.h> で以下のように定義されている。

 struct servent {
     char  *s_name;       /* official service name */
     char **s_aliases;    /* alias list */
     int    s_port;       /* port number */
     char  *s_proto;      /* protocol to use */
 }
 

servent 構造体のメンバーは以下の通り。

s_name
サービスの正式名 (official name)。
s_aliases
サービスの別名のリスト。0 で終端する。
s_port
サービスのポート番号。ネットワークバイトオーダーで与えられる。
s_proto
このサービスと共に用いるプロトコルの名前。

返り値

getservent(), getservbyname(), getservbyport() 関数は servent 構造体を返す。 エラーが起こったり、ファイルの末尾に達した場合は NULL ポインタを返す。

ファイル

/etc/services
サービスのデータベースファイル

準拠

4.3BSD, POSIX.1-2001.

関連項目

getnetent(3), getprotoent(3), services(5)