mktemp

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Langue: ja

Version: 2007-07-26 (fedora - 25/11/07)

Autres sections - même nom

Section: 3 (Bibliothèques de fonctions)

名前

mktemp - 他と重ならないテンポラリファイル名を作成する

書式

 #include <stdlib.h>
 
 char *mktemp(char *template);
 

glibc 向けの機能検査マクロの要件 (feature_test_macros(7) 参照):

mktemp(): _BSD_SOURCE || _SVID_SOURCE || _XOPEN_SOURCE >= 500

説明

関数 mktemp() は引数 template から他と重ならない テンポラリファイル名を作成する。引数 template で指示する文字配列 の後6文字は XXXXXX である必要がある。この部分がファイル名を他と 重ならないにするような文字で置き換えられる。 template は書き換えられるため、文字列定数ではなく文字配列として宣言するように しなければならない。

返り値

関数 mktemp() は常に template を戻す。 一意な名前が作成された場合、 template の最後の 6 バイトに 他と重ならない名前 (それまでに出ていない名前) になるような値が格納される。 一意な名前が作成できなかった場合には、 template には空文字列がセットされる。

エラー

EINVAL
引数 template で指示された文字列の後6文字が XXXXXX でない。

準拠

4.3BSD, POSIX.1-2001.

注意

libc4, libc5, glibc1 でのプロトタイプ宣言は <unistd.h> に含まれる; glibc2 では Single Unix Specification に従って <stdlib.h> に含まれている。

バグ

mktemp() を決して使わないこと。4.3BSD 系の実装や XXXXXX を プロセス ID と1文字により置き換える方式ではせいぜい26の名前を返す ことができるにすぎない。 この名前は簡単に推測できることや、その名前がすでに存在しているかどうか テストして、そのファイルをオープンする間に競合がある事から、 mktemp() を使うのは毎回セキュリティリスクをおかすことになる。 この競合は mkstemp(3) を使うことで避けられる。

関連項目

mkstemp(3), tempnam(3), tmpfile(3), tmpnam(3)