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lpc
Langue: ja
Version: 98855 (fedora - 25/11/07)
Section: 8 (Commandes administrateur)
BSD mandoc
BSD 4.2
名前
lpc - ラインプリンタ制御プログラム書式
lpc [command [argument ... ] ]説明
Lpc はシステム管理者用のツールで、ラインプリンタシステムを制御するために用いられる。 /etc/printcap で設定されている各ラインプリンタに対し、 lpc は以下のことに利用できる :- プリンタを使用不可もしくは使用可にする
- プリンタのスプーリングキューを使用不可もしくは使用可にする
- スプーリングキューの中にあるジョブの順序を変更する
- プリンタとそれに関連するスプーリングキュー、プリンタデーモンの状態を調べる
引数を省略すると、 lpc はプロンプトを出して、標準入力からコマンドを受け付ける。 引数が与えられると、 lpc は最初の引数をコマンドとして解釈し、 残りの引数をコマンドに対するパラメーターとして解釈する。 標準入力はリダイレクトしてもよく、そうすると lpc はファイルからコマンドを読み込む。 コマンドは短縮してもよい。 以下は指定できるコマンドの一覧である。
- ? [ command ...
- help [ command ...
- 引数リストで指定された各コマンドの簡潔な説明を表示する。 引数が与えられていないときは、指定できるコマンドの一覧を表示する。
- abort { all | printer}
- ローカルホストのアクティブなスプーリングデーモンをただちに停止させる。 そして、指定されたプリンタでは印刷できないようにする(新しいデーモンが lpr によって起動されないようにする)。
- clean { all | printer}
- 印刷されることのない(つまり、完全なプリンタジョブの形にはなっていない)すべての 一時ファイル・データファイル・制御ファイルを、 ローカルマシンの指定されたプリンタキューから削除する。
- disable { all | printer}
- 指定されたプリンタキューを止める。 lpr は、新しいプリンタジョブをキューへ投入できなくなる。
- down { all | printer } message ...
- 指定されたプリンタのキューを止め、印刷できないようにし、 message をプリンタのステータス(状態)ファイルに書き込む。 メッセージ(message)を引用符で囲む必要はないが、その場合残りの引数は echo(1) と同様に扱われる。 これは通常、プリンタの運転を止め、その理由( lpq(1) は、プリンタが停止していることを示し、ステータスメッセージを表示する) を他の人たちに知らせるために使われる。
- enable { all | printer}
- 指定されたプリンタのローカルキューにおけるスプーリングを可能にする。 これにより lpr(1) は、新しいジョブをスプールキューへ投入できるようになる。
- exit
- quit
- lpc の処理を終了する。
- restart { all | printer}
- 新しいプリンタデーモンを起動しようと試みる。 これは、デーモンが何らかの異常状態に陥って、キューにジョブを残したまま 突如死んでしまった場合に有用である。 この状態に陥ると、 lpq はデーモンが存在しないと報告する。 (lpqを動かした)ユーザーがスーパーユーザーならば、 まず現在のデーモンを停止させてみよ (つまり、問題となっているデーモンを殺し、再起動させよ)。
- start { all | printer}
- 指定されたプリンタでの印刷を可能にし、スプーリングデーモンを起動させる。
- status { all | printer}
- ローカルマシン上のデーモンとキューの状態を表示する。
- stop { all | printer}
- 現在のジョブが完了した後、スプーリングデーモンを停止させ、 印刷できないようにする。
- topq printer [ jobnum ... ] [ user ...]
- 指定されたジョブを、指定された順序で、プリンタキューの先頭に配置する。
- up { all | printer}
- すべてを使用可能にして新しいプリンタデーモンを起動させる。 down の効果を無効にする。
ファイル
- /etc/printcap
- プリンタ記述ファイル
- /var/spool/*
- スプールディレクトリ
- /var/spool/*/lock
- キュー制御のためのロックファイル
関連項目
lpd(8), lpr(1), lpq(1), lprm(1), printcap(5)返り値
- ?Ambiguous command
- コマンドの短縮形が 1 個以上のコマンドとマッチしている
- ?Invalid command
- コマンドが見つからなかった
- ?Privileged command
- このコマンドを実行するには "operator" グループのメンバーか root でなければならない
履歴
コマンドは BSD 4.2 で登場した。Contenus ©2006-2024 Benjamin Poulain
Design ©2006-2024 Maxime Vantorre