ddjvu

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Langue: ja

Version: 10/19/2002 (debian - 07/07/09)

Section: 1 (Commandes utilisateur)

名前

ddjvu -コマンドライン DjVu エンコーダ。

書式

ddjvu [options] [djvufile] [pnmfile]

説明

このプログラムは、DjVu ファイル djvufile をデコードして、生の画像データを生成し、ファイル pnmfilePNM ファイル形式で保存します。

引数 djvufile を省略するか、またはダッシュ記号を指定すると、DjVu データを標準入力から読み込みます。 同様に pnmfile を省略するか、またはダッシュ記号を指定すると、 PNM データを標準出力に書き出します。

解像度オプション

三つのオプションで出力画像の解像度をコントロールします。これらのうち一つしか 指定出来ません。デフォルトの解像度は -scale 100 を指定するのと同じです。
-n
サブサンプルレートを指定します。 出力画像のサイズはオリジナルの DjVu 画像のサイズの n 分の 1 になります。 n の有効な値は 1 から 12 です。 たとえば、オプション -1 は入力画像と同じ解像度の画像を出力します。
-scale mag
DjVu 画像の解像度に対する拡大率を指定します。100 を指定するとコンピュータのスクリーン のような 100 DPI のデバイスで表示するのに最適な画像を出力します。また、拡大率 mag は、出力画像の解像度 DPI として解釈されます。
-size wxh
出力画像のサイズを指定します。 w および h の値を超えないサイズの DjVu 画像を作成します。 比率を変更するには -aspect オプションを指定します。
-aspect
このオプションは -size と共に使用して、縦横の比率を変更します。

描画モードオプション

デフォルトの描画モードでは DjVu 画像の全てのレイヤを重ね合わせて、 適切な PNM ファイルに書き出します。DjVuPhoto または DjVuDocument は常に PPM ファイルとして書き出されます。DjVuBitonal は、出力画像の解像度が DjVu 画像の解像度と同じ場合、 PBM で書き出されます。この動作を強制するにはオプション -1 を指定します。 そうでない場合は DjVuBitonal はアンチエイリアスの PGM ファイルとして書き出されます。 三つのオプションでこのデフォルトの動作を変更できます。
-black
前景マスクレイヤのみを描画します。このモードは前景マスクレイヤを持たない DjVuPhoto では動作しません。出力ファイルは出力画像の解像度が DjVu 画像の 解像度と同じ場合 PBM ファイルです。 そうでなければアンチエイリアスの PGM ファイルが生成されます。
-foreground
白い背景に前景レイヤのみを描画します。 このオプションは DjVuDocument でのみ動作します。 出力ファイルは常に PPM ファイルです。
-background
背景レイヤのみを描画します。 このオプションは DjVuDocument でのみ動作します。 出力ファイルは常に PPM ファイルです。

その他のオプション

-v
DjVu 画像の構造に関するメッセージと、画像のデコードや描画にかかった CPU 時間を画面に表示します。
-page n
マルチページ文書中の出力したいページを指定します。デフォルトは文書の最初のページです。
-segment wxh+x+y
描画する画像のセグメントを指定します。 プログラム ddjvu は指定された解像度で全てのページを描画し、 ページの左隅に対し (x,y) の位置から幅 w 、高さ h のサブイメージを生成します。 この二つの動作は同時に行われます。小さなサブイメージの描画は画像全体 の描画よりもはるかに高速です。 このオプションが指定されている場合は出力ファイルのサイズは常に wxh になります。
-rle
白黒の RLE 形式で前傾レイヤを出力します。 白黒の RLE 形式については csepdjvu(1) をご覧ください。 このオプションは暗黙的にオプション -1-black をセットします。

クレジット

このプログラムは Léon Bottou <leonb@users.sourceforge.net> が開発し、 Andrei Erofeev <andrew_erofeev@yahoo.com> および Bill Riemers <docbill@sourceforge.net> その他の方々により改良されました。 この man page は Nobchika Morimoto <morimoto@lizardtech.com> が翻訳しました。

参照

djvu(1)、 djview(1)、 pnm(5)、 pbm(5)、 pgm(5)、 ppm(5)