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sysctl
Langue: ja
Version: 2007-06-01 (mandriva - 01/05/08)
Section: 2 (Appels système)
名前
sysctl - システム・パラメーターを読み書きする書式
#include <unistd.h>
#include <linux/sysctl.h> int _sysctl(struct __sysctl_args *args);
説明
_sysctl() コールはカーネルパラメーターを読み書きする。例えば、 ホストネームや同時にオープンできるファイルの最大数など。 引き数は以下の形式である。struct __sysctl_args { int *name; /* integer vector describing variable */ int nlen; /* length of this vector */ void *oldval; /* 0 or address where to store old value */ size_t *oldlenp; /* available room for old value, overwritten by actual size of old value */ void *newval; /* 0 or address of new value */ size_t newlen; /* size of new value */ };
このコールは /proc/sys の下のディレクトリ・ツリーに似た木構造(tree structure)を検索する。 そして、要求された項目が見つかった場合は適切なルーチンを呼び出して 値を読んだり修正したりする。
返り値
成功した場合は _sysctl() は 0 を返す。失敗した場合、-1 が返され、 errno がそのエラーを示す値に設定される。エラー
- EFAULT
- oldval に NULL でない値を設定して、以前の値を要求しているのに、 oldlenp に空きがない。
- ENOTDIR
- name が見つからなかった。
- EPERM
'ディレクトリ'のどれかに検索許可がなかったか、 oldval が 0 でないのに読み込み許可がなかったか、 newval が 0 でないのに書き込み許可がなかった。
準拠
このコールは Linux 特有であり、移植を意図したプログラムで使用しては いけない。歴史
sysctl() コールは Linux のバージョン 1.3.57 から存在している。 これは 4.4BSD に由来している。Linux は /proc/sys に写し(mirror)をもっており、項目の名前の付け方が Linux と 4.4BSD では 異っている。しかし sysctl(2) 関数の宣言は両方で同じである。バグ
オブジェクトの名前は、カーネルのバージョンごとに非常に異なっている。 「このため、このシステム・コールはアプリケーションにとって無価値な ものとなっている」 かわりに /proc/sys インターフェースを使用すること。全ての可能な項目が正確に記述されているわけではない。
今のところ /proc/sys/kernel/ostype に書き込むことでオペーレーティング・システムを変えることはできない。
例
#define _GNU_SOURCE #include <unistd.h> #include <sys/syscall.h> #include <string.h> #include <stdio.h> #include <stdlib.h> #include <linux/sysctl.h> int _sysctl(struct __sysctl_args *args ); #define OSNAMESZ 100 int main(void) { struct __sysctl_args args; char osname[OSNAMESZ]; size_t osnamelth; int name[] = { CTL_KERN, KERN_OSTYPE }; memset(&args, 0, sizeof(struct __sysctl_args)); args.name = name; args.nlen = sizeof(name)/sizeof(name[0]); args.oldval = osname; args.oldlenp = &osnamelth; osnamelth = sizeof(osname); if (syscall(SYS__sysctl, &args) == -1) { perror("_sysctl"); exit(EXIT_FAILURE); } printf("This machine is running %*s\n", osnamelth, osname); exit(EXIT_SUCCESS); }
注意
glibc はこのシステムコールに対するラッパー関数を提供していない。 syscall(2) を使って呼び出すこと。関連項目
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